今回はうちのビビリな息子が、キーパーのパントキックをヘディングではね返せるようになった独自の練習法を紹介したいと思います。
まず、パントキックをヘディングできない子の1番の課題は、落下点に入れないことです。
当たり前にできてしまう人が多いためか、ユーチューブやブログのヘディングの練習法ではオデコに当てる工夫や体の使い方が解説されていますが、落下点への入り方は見落とされがちです。
そもそもこればかりは感覚を身につけるしかないので、キックやドリブル同様、反復練習が必要になります。
なので、僕はいかに怖くなく、痛くなく、反復練習をできるかという切り口で練習方法を考えました。
もくじ
前置き
小学2年生の春にサッカー素人同然で強豪町クラブに入団した息子。
ポジションもマークも一切わからず、小柄な上に3月生まれで下の学年に混ざっても1番小さい息子。
おまけにビビリでヘディングシーンでボールを避けてしまったり、そもそも取りにも行かなかったり。。
2年生の頃の自主練はポジションやマークを中心にしていたため、最低限の立ち位置は理解できたものの、3年生になってからもヘディング、特にキーパーのパントキックの処理が苦手でした。
ミスをすれば失点にも繋がりかねない大事な技術ですが、反復練習すべき項目には挙がってきません。
空間把握能力が優れていたり、恐怖心が少ない子は、試合の中で当たり前にチャレンジして、自然とうまくなっていくのだとおもいます。
しかし、恐怖からなかなか実戦でヘディングができない子は、練習の機会がほぼないまま、大きくなっていきます。
するとキーパーのパントキックも結構長くて高いボールが飛んでくるようになり、ますますチャレンジが難しくなります。
しかもヘディングうまい子がセンターバックにいたりすると、いつもその子が跳ね返してくれて、息子はカバーに入るだけで、試合中はなんとかなってしまいます。
これぞ負の連鎖。。
だからこそ、余計に早く克服させてあげたい課題でもありました。
前置きが長くなりましたが、そんな息子の為に僕が考えて、効果のあった練習法を紹介したいと思います。
手でキャッチする
まずは怪我の防止と息子のやる気を上げる為に、キーパーグローブを買ってあげました。
目的は2つあって、
1. 落下点に入る感覚をつけることと
2. 浮き球が自分に向かって飛んでくることに慣れること
です。
まずは、短くて低めのボールから初めて、徐々に長く高いボールを僕が蹴って、息子はひたすらキャッチするという練習を2,3ヶ月はしていたと思います。
慣れてきたら、なるべく頭の近くでボールをキャッチするようにというルール追加しました。
決してとても楽しい練習とは言えないので、上手に出来たときは大げさに褒めて、失敗しても明るく励まし、少しでも楽しい練習にする事に神経を注ぎました。
感覚を掴むためには必要なプロセスとして1000回の失敗があると思います。
逆に、1000回失敗するころにはできるようになるから、頑張って1000回失敗しよう!!
と、息子にはよく言い聞かせています。
そして、なんとなく落下点の感覚がつかめて来たら、次の練習に移行しました。
ヘッドギアを着けてヘディング
実際にパントキックをヘディングで跳ね返す練習は、慣れていないと結構痛いので本数をこなすのが難しくなります。
特に下手なうちはかなり痛い!!
しかしこれこそ本数をこなして感覚を掴むの必要があります。
さて、そこで考えたのが、ラグビーのヘッドギアにより痛みと恐怖心を和らげ、数をこなせるようにする、というものでした。(我が家はSサイズを使用しています。後頭部に靴紐のような構造があり、サイズ調節可能なので、まだまだ使用できそうです。)
これも2,3ヶ月朝練でやり続けました。
結構怪しい親子だったかもしれません。。笑
こちらも、短い距離から初めて最終的には僕が高く上げたパントキックもはね返せるようにまでなりました。
ある日、高く上げすぎてミスキックかと思ったボールもヘディングで返してきたのには驚きました。
試合中にヘッドギアは着けられませんが、代わりにアドレナリンが出ているので大丈夫みたいです。
おわりに
もちろん、これで完璧ということはなく、まだまだ余裕でかぶることもありますが、ヘディングが必要な場面でチャレンジができるようにはなったので、あとは練習や試合の中で上達していけるでしょう。
さぁ、あとは本人次第!!
同じようにヘディングが怖い、落下点がつかめないというお子さんは試してみる価値ありだと思います!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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