素人同然で強豪街クラブに入会した小学2年生の息子。
しかも、2年生の人数不足により1年間は1つ上の3年生に帯同することに。。。
一人だけ、ダントツへたっぴで浮いている息子に保護者として気まずい思いをしながらも、徐々に周りとも打ち解け、保護者やコーチともよい関係ができてきたように思いました。
前の記事:「スーパーじゃない息子が強豪街クラブに入ってから その2」
息子の特徴
小柄なうえに3月生まれの息子は、チビにありがちな、すばしっこいタイプの選手です。
特徴をまとめると下記のような感じ。
◎よいところ
・足が速い(クラスで1番くらいの速さ、特に初速が速い)
・足の回転が速い
・小回りが利く
・足元がそこそこうまい(徐々にうまくなった)
×悪いところ
・ビビり
・体が使えない(コンタクトしない)
・キックが弱い
・ヘディングが苦手
・シュートブロックを怖がる
スピードこそあるものの、大きい相手にはびびってしまい近づけないこともしばしば。
保護者としては、技術面は仕方ないにしても、気持ちで補える部分は頑張ってほしい思いでいっぱいでした。
そうでないと、ほかのチームメイトに申し訳ないと。
しかしそんな思いとは裏腹に、息子のビビりは一向に治る気配がありません。
これに関しては4年生になった今となっても最大の課題です。
一方、ドリブルやポジションに関しては少しずつ成長がみられました。
このころ、息子が主にやっていたのはサイドバックとサイドハーフでした。
毎週末ビデオカメラで息子のプレーを撮影し、家に帰ってから反省会をするという日々(これは4年生になった今も続いています)の努力の甲斐もあり、開く、しぼる、カバーなど基本的な動きはできるようになってきました。
入会当初の絶望的なダントツ下手状態は脱したものの、この1年間は1学年上の相手に思うようなプレーができない息子を見守る苦しい年となりました。
それでも時折出る息子のナイスプレーに励まされ、ほかの子の保護者やコーチとの良好な関係にも支えられて何とか持ちこたえることができました。
また、車の年間走行距離は2万5千キロに達する、今までにないほど忙しい年でしたが、ショッピングモールをプラプラしていたころにくらべてはるかに充実した日々を送っている実感がありました。
2回目の3年生始まる
最初の1年は一つ上の学年相手に苦戦し続けましたが、ついに息子が3年生に上がり、人数はまだ足りないものの、去年同様2年生を帯同してU9カテゴリーの活動が始まりました。
ついに同学年相手に試合ができます。
この日をどれほど待ち望んだことか。
全く安心して見守れるレベルではないですが、相手が急に1学年下がったこともあり、それなりに見ていられるようになりました。
暗黒の1年があったおかげでポジションも多少はとれるようになっていたため、スタメンで起用されています。(2年生を入れても9人しかいなかったのですが、、)
ドリブルはそれなりに成長してきたものの、相手のレベルが高くなると通用しないのは学年が変わっても一緒でした。
ディフェンスはこれまたビビりなせいで1対1では多少時間はかけられるものの、ボールを奪えることがほとんどありません。
しかし、周りのスーパーな子たちのカバーにより息子が向かれた瞬間には、周りの子がボールを奪い返してくれるというお決まりパターンも出来上がりつつありました。
こんな調子では、今後スーパーな子たちがどんどん加入した来たらあっという間にスタメン落ちだな、と内心覚悟はしていましたが、思いのほかほかのチームからの移籍が少なく、3年生の1年間はレギュラーで試合に出続けることができました。
スーパーな子たちの活躍もあり、招待杯や公式戦でもなかなか良い結果を残せるようになりました。
そんなチームの一員として、息子が試合に出ていることを誇らしく思う一方で、パフォーマンスを見れば、レギュラーに求められるレベルには明らかに達しておらず、複雑な思いが残る一年でしたが、それでも、去年に比べればいいプレーの出る確率は格段に上がりましたし、息子の活躍が勝利につながる(本当に稀でしたが)こともありました。
そして、そんなエキサイティングな経験をさせてくれる息子には、純粋に感謝しています。
サッカーの難しさを身をもって知っている僕は、このチームでサッカーを続けるだけでもすごいことだと素直に選手たちを、息子も含めて尊敬しているのです。
3年生の1年間は待ちに待った自分の息子の学年ということもあり、また、息子がレギュラーで試合に出ることができていたこともあり、去年よりも充実した1年になったと思います。
息子自身もチームの子たちと公私ともに充実した日々を過ごせたようでした。
チーム関係者みんなに感謝です。
今後の課題
スーパーな子たちは皆、勝利に貪欲なので自陣でも敵陣でもゴール前ではそれそれは身体を張ったプレーをしますし、一人一人が勝利に対する責任感を持っているのがプレーを通して伝わってきます。
なので、その子たちに頼り切って、そこまで身体を張らずに、彼らの頑張りに支えられて勝利してきた息子に対してのいら立ちが日に日に増してきました。
いまでは4年生になり、メンバーもさらに増え、いよいよボーダーラインに立たされている息子です。
僕の遺伝子が入っている以上、スーパーな子たちと同じような活躍を望むのは酷だと思いながらも、1日でも長く、このチームの中で戦力として試合に出てほしいという思いにやきもきしてしまいます。
正直に言うと、自分の子供が試合に出てチームが勝利する、あのエキサイティングな日々を失いたくないという気持ちも大きいです。
そういった焦りや苛立ちから、ついつい息子のプレーを批判してしまい、反省するという日々を繰り返す僕は、まだまだ未熟です。
もちろん、息子が僕のためにサッカーをしているのではないというのは十分理解しており、僕の満足や優越感のために息子を叱咤するのはなんか違うと思っています。
当たり前ですが、あとから入ってくるスーパーな子たちを疎ましく思ってしまうこともないです。
息子の良いプレーを見るために、長い目で見て一番大事なことは、息子がサッカーを大好きで、本気でうまくなりたいと思い、考えて質の高い努力を自分でできるようになることだと思います。
僕なんかよりもはるかにサッカーの技術もセンスもある息子です。
目先にある、自分の欲望をぐっとこらえて、いつか息子が開花する日を信じて、今はただただ応援してあげたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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