ついつい息子のプレーを批判をしてしまうとき

サッカーであれ、運動会であれ何であれ、自分の子供が活躍する場面を観るというのがこんなにも嬉しい、楽しい、気持ちいいものだと、僕自身、親になって初めて知りました。

これは一言でいうと、まさに“快楽”だなと思います。
そして快楽である以上、ある程度の中毒性もあると感じています。

今回は、僕なりの“良いプレー観たい中毒”との付き合い方についてです。

 

親のためにサッカーをしているわけではないとはわかっていても

僕が息子のサッカーを熱心に応援している理由も、この快楽得たさが大きいと正直に認めています。

僕の息子は決してスーパーと呼ばれるような類の選手ではないため、良いプレーの発生率はそこまで高くないのですが、そんな子供の保護者でも、頭の中が息子のサッカーのことで支配されるようになるくらいですから、スーパーな選手の親御さん達は本当に観戦が楽しくてしょうがないだろうなと、つい羨ましく思ってしまうほどです。

しかしその反面、息子が良いプレーをできなかったときは失望と苛立に心が支配されてしまいます。

技術的な失敗は仕方ないと思うのですが、ちょっとした立ち位置の工夫など、考えれば対応できることに対して、何度言っても直らないときなどやはりイライラしてしまいます。

そして、良くない事とわかっていながらも、帰りの車や家に帰ってからの反省会の中で、ついついプレーに対する批判をしてしまい、息子をいじけさせてしまうという大人げない失敗を今でもしばしばしていまいます。

これが僕の思う “良いプレー観たい中毒”の禁断症状です。

 

子供が上達するためには

僕が思う良いプレー観たい中毒に対しての保護者と子供、双方にとって一番ハッピーな解決策は、子供のサッカーが上達することです。

そして、子供のサッカーが上達するために一番大事にしたいと思っていることは、子供自身がサッカーが大好きであることです。

好きなことだから、うまくなりたいと願い、時間を忘れて夢中で取り組むことでサスティナブルな上達のスパイラルに突入できる。
このパッションなしに、周りの大人にサッカーをやらされている状態が長期的に良い結果につながるとは思えないのです。

なので、僕はできる限り(本当にできる限り)、息子のサッカーに関してネガティブなことを言わないようにしています。
そして良いプレーはなるべく映像で振り返りながら、何回も褒めますし、良いプレーをしてくれて嬉しいと素直に口に出して伝えます。

それが、批判による問題点の改善よりも、長い目で見れば、より良い結果につながると信じて。

もちろん、身体能力・情報処理能力・空間認知・コーディネーションなど素質やセンスと言われる部分に由来する、努力では埋めきれないスーパーな子たちとの差も、もちろんあると思います。

しかし、周りとの比較をせずに、その子個人として最高のパフォーマンスを発揮するために一番重要な要素がそのパッションなのではないでしょうか。

そして僕ら保護者の役割は、子供がより質の高い努力ができるように手助けをすることだと思います。

問題解決や情報収集などは、サッカーにおいても大いに役立つため、その手法を含めて積極的に伝えてるようにしています。
ついつい批判が混じることのないように気を付けながら(笑)

 

一見の価値あり!褒めて伸ばそう!!!

 

偉そうに語ったものの

理想を語れば尽きることはないですが、冒頭で書いた通り、僕自身まだまだ息子のプレーの良し悪しにより、浮き足立ったり、苛立ったり、絶望したり、つい批判してしまったりと、まだまだ未熟な保護者です。

しかし、抱えているネガティブな感情への解決策が、息子への批判でないということを理解することで、気持ちが多少なりとも楽になっていると感じています。

息子自身も克服しなければいけない課題だらけで、チームではレギュラー争いのボーダーラインで劣勢を強いられています。

しかし、短期的な結果に一喜一憂することなく、息子自身が何が問題かを考え、それを解決する手段を見つけて努力できる子になるように、長い目で応援していくつもりです。

最後に下記はサッカーの問題解決にも役立ちそうな書籍の紹介です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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