例年、息子のチームには4年生の終わりの頃にほかのチームから上手な子が何人か移籍をしてきます。
とはいえ本人たちはピッチの外ではサッカーの上手さに関係なく、ピリピリすることもなく楽しそうにふざけあっているので、ピリピリしているのはむしろ保護者の方なのかもしれませんが!笑
それはそれ!!と割り切って保護者同士も仲良くしていきたいものです。
なにはともあれ、息子はこれまでも新加入の波にもまれながらも、何とか8番手のポジションを死守してきました。(本人にその意識はなくとも)
2年生になって、今のチームに入った時は本当に素人同然でリフティングも1回しかできなかった息子が、ここまでなんとかチームについてこれたのはこのチームの厳しさがあってのことだと思っています。
時折触れてはきましたが、息子のチームは今どき珍しい(?)くらいとても厳しいチームです。
少年サッカーに厳しさは必要か?
昨今、厳しいチームに対しては賛否はあると思いますが、僕なりの考えは「その子の特性による!」です。
あとはサッカーに何を求めるかにもよるでしょう。
ここでは厳しい環境に身を置く、サッカーがうまくなりたい息子の例を綴らせていただきます。
事実として息子はいま、年末のコーチに激おこされ事件からの意識改革の成果により、驚くほどパフォーマンスが上がってきています。
因みにですが、コーチ陣も厳しい時と楽しい時のメリハリはしっかり持っていますので、常に険悪ということはなく、通常は選手もコーチも和気あいあいとしています。
そして、厳しくした翌週などに良いプレーができるとものすごく褒めるという、飴と鞭も使いこなしているようです。
そのような環境の中で、時に厳しい試練を乗り越えて、上手くなっていく子供たちもたくさん目にしてきました。
息子自身も褒め育スタンスの外部のスクールではそれはそれは楽しそうにプレーしていますが、おそらくそれだけでは今のレベルまで成長はできなかったと思います。
何を楽しいと感じるかもその子次第ですが、息子の場合は「勝ちたい!」という気持ちが強いようです。
今のチームに入った理由も、息子自身が1年生の時に入っていたチームで全然勝てないことが嫌になってしまい、妻に「勝てるチームに行きたい」と頼んできたのがきっかけでした。
なので、時に厳しくされて辛い思いをすることはあっても、最終的に勝てる喜びが何より勝る息子にとっては良い環境と言えると思います。(今のところは。。)
保護者としては?
一方で、実は子供には厳しさを乗り越えられる資質があっても、保護者が耐えられない場合もあると思います。
僕だって我が子が厳しくされているところを見るのは内心辛く感じます。
でも、保護者が一緒になって悲観してしまっては乗り越えられるものも乗り越えられなくなってしまいます。
サイヤ人の鍛え方のように、大きなダメージと回復を繰り返して成長していくのだと思います。
保護者はなるべく回復役に専念することで、子供の成長を助けられるのではないでしょうか。
「まぁ、しょうがない!! 次は同じ失敗しないようにしよう!! 大丈夫大丈夫!!」
って感じで!
僕がこの数年で学んだことは、我が子がうまくいっていないとき、辛そうなとき、自分が辛くとも子供の可能性を信じて支える勇気も必要だということでした。
僕自身、最初は「そこまで求めるか!!?」と、あまりに高い要求をする(しかも恐い)コーチに、はたで見ていて驚いたこともありました。
でも子供は案外応えちゃったりして、さらに驚くこともしばしば。
もちろん、人格攻撃やただの八つ当たりなど許容すべきでない厳しさもありますが、時には厳しさが、本人の努力だけでは勝ち得ることのできない成長をもたらすことがあるという僕の体験談を綴らせていただきました。
厳しくされて伸びるタイプ、褒めて伸びるタイプ、一人一人ちょうどよいバランスは異なりますし、我が子にとって何がベストか評価も難しいところです。
ただ、保護者も指導者もそのバランスを理解したうえで、子供たちに接することで、より良い育成環境が実現できるのではないでしょうか。
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