最近、人様の少年サッカーブログを読んでいて衝撃的だった内容がありました。
それは練習試合でも補欠の子はほとんど出場機会がないチームがあるということです。
僕がこれまでに見てきた限り、そのようなチームはなかったと思うのですが、本当にそのようなチームが存在しているのであれば、恐ろしい事です。
そのような指導者がいたとしたら、それは指導というよりリアル版ウイイレをしているだけで、子供の教育に携わるべきタイプの大人ではないのではと僕は思います。
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Bチームの試合をAチームが真剣に応援できないようなチームは強くならない
息子のチームの監督が以前言っていた言葉です。
僕は指導者の経験はありませんが、これは間違いないと確信に近いものがあります。
息子のチームでは個人のレベルによってシビアにカテゴリーが分けられ、Aチーム、Bチームだけではなく場合によっては学年も超えてのチーム編成が頻繁に行われます。
僕が凄いと驚いたのは、そのような環境にいながら、子どもたちの間にはサッカーのレベルによるヒエラルキーがほとんど存在しないことです。
僕が思うに、それは監督をはじめとするチームスタッフが、トップチームを特別視したり、それ以外の子たちを軽視するような態度を一切取らないからではないかと思っています。
それどころか、どんなにサッカーが上手な子でもピッチの内外問わず、自分勝手な振る舞いや他人に対するリスペクトに欠けた振る舞いをすると激しく怒られます。
いかに個人技に長けていても、チームの為に走れなかったり、チームにとって良い判断をせずに個人プレーを優先させたりするうちは、評価されないどころか、けちょんけちょんに怒られます。
チームの為になる気の利いたプレーが出来る選手は、日常生活でも周りをよく見て気を使える子が多いんだとか。
一方、監督やコーチがレギュラーメンバーばかりを試合に起用して、その他メンバーは練習試合にもあまり出れないようなチームであれば、子どもたちの間にもレギュラーは特別、その他メンバーは必要ない、といった偏見が生まれるのは当然のことでしょう。
せっかく大人が公平さやお互いを尊重する気持ちを率先して示せば、ヒエラルキーなんてなくなる子供の世界が、むしろ大人が持ち込んだ偏見を蔓延させてしまうなんて、これはもう汚染と言ってもよいのではないでしょうか。
直接は知らない、ブログで読んだだけのどこかのチームの補欠制度の話でしたが、練習試合に呼んだ子を、ほとんど試合に出さないという扱いは(かなり極端なチームの例だとは思ったものの)、あまりに酷い話だと思ったので、思わず僕の思うところを書き綴ってしまった次第です。
ここぞという大事な試合で結果を残す強いチームを目指すからこそ、普段の練習や練習試合では全選手を平等に扱うという考え方が、ジュニアサッカー界の裾野まで行き渡ることを願います。
とはいえ実際はそういうチームのほうが多いようには感じていますけどね。そうであってほしい!!
息子にもサッカーが上手くなってほしいと思うのと同じくらい、誰にでも公平に接することができる子になってほしいと思います。
いや、むしろサッカーよりも大事かもしれないですね!!
僕ら大人はそこの優先順位間違わないように、暖かく応援していきましょー!!
少年サッカーブログ第一話はこちら⇒ スーパーじゃない息子が強豪街クラブに入るまで
今回もお読みいただきありがとうございました。
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