スーパーな選手とはどのような選手か?スーパーじゃない選手には何が足りないのか

先日の活動ではスーパーな子たちが上級生に帯同し、”じゃない方”で臨んだ大会で散々な結果になってしまった息子たち。

今はまだスーパーと呼ばれるほどではないにしても、かなりいい線言っている選手(息子ではない)も何人かいる中なのに、どうしてこうもうまくいかないのかと思い、コーチの助言も頭に入れながら、改めて試合のビデオを見ていて感じたところがあったので、まとめておきたいと思います。

 

 

数的優位を作る力

 

 

決定力・得点力は一番わかりやすいポイントだと思います。

同じくらいドリブルで相手を抜く上手さ・速さも大きく目を引くことでしょう。

これらは技術的な要素が大きく、明日からスーパーな子たちと同じようにやれと言っても難しいことは明らかでしょう。

しかし、「数的優位を作る」という観点で考えるとこれに関してはチャレンジができそうな気がしてきます。

 

 

受けたボールを回しているだけではフィールド上では7対7の状況が延々と続き、特に守りが固まる相手ゴール付近で勝負をかけても数的有利を作られて上手くゴールに結びつきません。 

スーパーな子がいると、それでもゴールをこじ開けてしまうので、今までは普通にパスを繋ぐ能力があればスーパー君の個人技で試合に勝ててしまったという訳です。

こういった技術や身体能力を持たないメンバーではどうしようもないのかというと、そんなことはありません。

相手の守備が固まるエリアで無理に勝負をするのではなく、もっと自由に使えるスペースのあるディフェンスラインのビルドアップの中で積極的に勝負を挑むことで、前線の選手により良い状態でボールを運ぶことができます。

つまり、サイドバックが相手を一人かわして、ディフェンスをもう一人引き出した状態でパスを出したり、センターハーフがドリブルで相手を2,3人引き付けてからスルーパスを出すなど、低い位置でボールを回しているときに、スペースがあるからと言って簡単に縦パスを入れるのではなく、勝負を仕掛けることにどんどんチャレンジをする必要があるということです。

前線でボールを受けた子もまた、少しでも数的優位だったり、広いスペースがあったり少しでも有利な状態でボールを受けることで、また次のチャレンジがしやすくなります。 

 

 

低い位置で多少のリスクを負うことにはなりますが、そこで数的優位を作ることで、3人に囲まれても点が取れるスーパーな子がいなくても、相手を崩してゴールを狙えるようになります。

しかし、それに気が付かずに右から左に、後ろから前にとボールを繋いでいるだけでは、いざ数的不利を打開できる選手がいなくなった時に、相手チームのゴール前の守りを崩せずにカウンターを受け続けることになります。

そのうちにクリアーが多くなり、徐々に蹴りあいのサッカーになってしまったのだと思います。

ボールを受けて次に繋ぐという作業にももちろん難しさはありますし、それなりの技術が必要になります。僕はここの壁すら超えられずに、スーパーへたくそのまま引退しました。。

しかし、チームに貢献するということは、次にボールを受ける選手により得点確率の高い状況やチャレンジしやすい状況を作ってあげる事です。

仕事の話みたいになってきましたが、しばらくは、失敗を恐れずにいかに自分のところで数的優位を作れたかにこだわって試合をしようと息子が気が付けるように、一緒にビデオを見ながら意見交換をしたいと思います。

 

 

モチベーションが足りない

OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像

ディフェンスに関して、ビビりな息子がシュートブロックに入るのが遅れてコーチに激オコされてしまったということがありましたが、あらためて、最近のビデオを見ていると、Aチーム戦では、相手がシュートを打ってきそうな場面でも、息子が果敢に距離を積めて言っているシーンもちらほら、、

もちろん全くビビっていないわけではないんですが、先日の”じゃない方” 戦ほどあからさまなビビりはありませんでした。

ビビりが少ない試合がどういうものだったかというと、レベルが拮抗した相手とのAチーム戦で、試合展開も早いものでした。

きっとアドレナリンが全開になっていたのでしょう。

「気持ちの部分」という抽象的な表現が好きではない僕ですが、これはやはり気持ちの部分もあるよなぁと思ってしまいます。

とはいえ、アドレナリンが出ていなくても、シュートをビビらないようになることが根本対策なので、息子には「シュートブロックが怖い時は、体半分だけコースからずれていいから、止まらずに距離を詰めよう」と提案しました。

シュートが怖いというのは本能的な反応なので、精神論ではなく少しずつ慣れていくしかないのかなと思っています。

 

 

モチベーションという観点でいうと、一番の問題は、息子の中に、「いつものメンバーならちゃんとできる」という気持ちが少なからずあることです。

スーパーな仲間たちと、乗りに乗った状態でプレーしているときを自分の実力と勘違いしているところが少なからずあるようなので、それが何より問題だと思いました。

上述した通り、どういうプレーがチームへの貢献になるか、しっかり理解して、ただの繋ぎ役ではなく、チームに貢献できるプレーができているか、試合中や試合後に自分で振り返ることができる選手になってほしいと思います。

 

 

勝てるようになる過程を見るのは面白い

息子が3年生になった時、フルメンバーで試合に臨んでも今と同じようになかなか勝てない状況が続いていました。

しかし、その中で自分がチームを引っ張るんだという責任感が全面に出ていた選手はどんどん上手くなっていき、今では誰もが認めるスーパーな選手になっています。

今の息子たちのスーパー抜きのチームも同じように試合を繰り返すたび、少しずつ勝てるようになってくような気がしています。

今いるメンバーの中で誰が一番最初に「自分がチームを引っ張る」という責任感に目覚めるか、楽しみにしています。

もちろん、息子にもそうなってほしいですが、そうやってチームがどんどん強くなってく過程を見守ることは、ただただ楽しいものです。

また、試合の出来の悪さにがっくりする日もあるでしょう。

それでも、息子とチームメイト、みんながいつかスーパーになれると信じて根気よく応援していきたいと思います!!!

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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褒めて伸ばそう!!!

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