育成の成果

息子のチームには、高学年になればなるほど上手な子が外部から移籍してくる傾向があります。

すると、我が家のようにスーパーではないけど長年頑張ってきた子たちが少しずつレギュラーからはじき出されていくという現象が起こりがちです。

 

 

上の学年でもやはり同じようなことが起こっていて、スーパーな子が移籍してきてポンとレギュラーを奪ってしまい、もといた保護者の方々が面白くないという気持ちもとてもよく理解できます。

 

先日の大会では、息子が初めて勝ちにいく試合で1分も試合に出られないということがありました。

移籍してきた上手な子に押し出された形です。

1年前と比較すると、FPの7人のうち4人が入れ替わってしまいました。

しかし僕は、息子に試合に出てほしいという思いはもちろんあるものの、この状況をそれなりに受け入れています。

 

それは、たとえ移籍してきたばかりの子にレギュラーを奪われたとしても、チームの育成が優れていると思っているからです。 

 

こんなことを言っては元も子もないかもしれませんが、やはり素材の優劣はスポーツにおいてかなり影響が大きいと思います。

スピード、フィジカル、センス、キック力、身体を張れる根性などなど、素材として先天的に備わっているものを努力で凌駕することは難しいと、僕は学生時代に身をもって感じてきました。

 

息子はというと、どれだけ贔屓目に見ても、素材が良いわけではありません。

体格は成長曲線の下限ぎりぎりなうえに3月生まれで2年生に混ざっても真ん中くらいです。

走り出しのスピードこそそこそこですが、長い距離を走ると勝てません。

幼稚園時代、週1回ごくごく普通のサッカーチームに通っていましたが、その中でも突出することなく「並」でした。

 

2年生の4月に、今のチームに入会した時は、幼稚園生と間違われるほどの体格とリフティングが1回しかできない素人っぷりで、センスも感じられない息子が強豪チームに混ざり、スタッフ陣をざわつかせたほどでした。

 

今、移籍してくる子たちはおそらく幼稚園時代から、きらり光るセンスで周りを圧倒してきたような子たちでしょう。

きっと小さいころからスクールにも通っていたんだろうなと思います。

そんな子たちがほかのチームでブイブイ言わせている間に、息子は今のチームでコツコツと成長し、4年生になった今では、そういうスーパーな子たちと一緒に試合に出られるほどになりました。

 

後から入ってきた子に勝てないということに悶々とするよりも、息子という、決して恵まれていない素材がここまで育ったという成果に着目すると、ついにレギュラー怪しくなってきたという焦燥感も和らぎます。

特にディフェンス面では大きく劣っている息子ですが、技術よりも責任感と根性の部分で周りに追いついてくれさえすれば、レギュラーに残れなくともジュニアユースへ持っていけるものは大きいと思います。

試合に出られなかった悔しい気持ちも、今まで乗り越えられなかった壁を超えるチャンスとして、しっかり活かしていってもらいたいと思います!!

 

試合に出られなくなったりするかもしれないけど、上手い子と一緒にサッカーをすることで、学ぶことも多いはずです。

 

つねに、サッカーを楽しむ気持ちを忘れずに、前向きに取り組めるように、息子を応援していきたいと思います!

今週末にも1件予定されています。

先週末の悔しさをばねに良いプレーができるか楽しみです。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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