このところ、息子(小4)のサッカーに対する熱意が高まっているなと感じています。
何より嬉しいのは、練習でも振り返りも周りにやらされているのではなく、息子が自分の意志でサッカーが上手くなるためにやっていると感じることです。
それに伴って、パフォーマンスや声の出る量も上がってきました。
すべては息子自身の努力の成果ですし、僕の功績だというつもりは全くないですが、僕がこの数か月、息子と過ごしていく中で、息子の意識が高まっていった要因と感じたことを上げてみたいと思います。
ちなみに、僕の取り組みはすべては「息子が活躍するところを見たい」という僕自身のエゴからきていますが、息子もサッカーがうまくなりたいと思っているようなので、Win-WInの関係が続く限りは続けていきたいと思っています。
もくじ
どれだけサッカーが好きか、どれだけ夢中か
まず、意識の高さ(一生懸命さ)はどこから生まれるかというと、サッカーが好き、サッカーが楽しい、という気持ちからだと思います。
サッカーをしている子に「サッカー好き?サッカー楽しい?」と聞くと答えはだいたいがYesで返ってくるでしょう。
しかし、その好き・楽しいの度合いには大きな個人差があると思います。
キャプテン翼くらい「寝ても覚めてもサッカーのことで頭がいっぱい」状態であれば、申し分ないですが、「サッカーも好きだけどスマブラの方が楽しい」という子も少なくはないでしょう。
まずは、本人がサッカーが大好きで、サッカーが楽しい、レベルの高いプレーができるともっと楽しい、だから上手くなりたい、だから練習をするし、試合の振り返りもやろう!
というロジックがしっかり整って初めて意識高く私生活もサッカーのレベルアップを意識して生活ができるんだと思います。
スーパーな子はきっとサッカーが好きすぎて、無意識にこのロジックを確立してしまっているんだろうなと思います。
これが、僕の思う”意識高い”の正体です。
努力は難しいと認める
子供に直接伝える必要はありません。
しかし、保護者が子供に対して、「自主練しないでゲームばかりしている」「本当にうまくなりたいのか?」などフラストレーションをためてしまう際に思い出してみてほしいのは、努力は難しいということです。
例えば、僕は英語が流ちょうに話せるようになりたいと思っています。
しかし、だからと言って毎日コツコツ英語を勉強しているかというと、できていないです。
理由はいろいろありますが、結局は面倒くさいからです。
子供だって、同じように怠けてしまいます。
なので、この特性は認めたうえでどのように意識を上げていくかと工夫をしていく必要があると思います。
僕がたどり着いた一番サステイナブルだと思う答えが「息子がサッカーをもっと好きになればよい」でした。
自分の成功の為に自主的に行動できるようになれば、永久動力を得た機械のごとく夢中で取り組めるはずだと思ったのです。
なので、僕は少しでもこの理想形に近づけるべく、この半年ほどは意識して息子に接してきました。
成功体験を作る
具体的に何をしたかというと、努力と目的の「リンク付け」です。
反復練習のように、それ自体が地味な練習に夢中で取り組むことは難しいと思います。
それは、地味な練習によって何か新しいことや精度の高いことができるようになったという成功体験が結びついていないからです。
努力の先にある成果が想像できるからこそ、人はだんだんと努力すること自体に喜びを感じて、いつの間にか夢中で取り組めるようになるのだと思います。
なので、僕はこの「リンク付け」を徹底して行いました。
とことん褒めた
まず、反復練習自体を楽しくなるように工夫して、なるべく一緒に練習する。
成功体験を作るために、やはり最初はただの努力をする必要がありました。
なので、多少なりとも積極的に取り組めるように工夫をしました。
そして、試合の中で少しでも練習の成果が出たと思ったら、それを徹底的に褒めました。
どうしても、褒めるところがない時は、練習したことを「やろうとした兆し」を見つけてチャレンジしたことを褒めました。
こうして、本人の中に、練習をするとサッカーが上手くなるという成功体験を作っていきました。
試合の振り返り(反省会)についても同じで、楽しく良い雰囲気で実施し、それによって見つけた課題が次の試合で修正できた時は、もう手放しで褒めちぎります。
また、悪いところを指摘するときも、否定的に言うのではなく、必ず「~した方がいいんじゃない?」と提案型で伝えるようにしています。
そうすると息子も「でも、この時味方の身体の向きが〇〇だったから、××の方がよいと思ってこうやった」など良い雰囲気で議論を交わすことができました。
チームの育成の成果と日々の振り返りを通して、息子の戦術理解はとても上がってきましたので、僕も息子に「戦術理解は自分の武器だと思っていい」と伝えています。
本人も自信を得ているようで、ピッチの中でたくさん声が出るようになりました。
技術やパワーではチームメイトに大きく劣っている息子ですが、判断でそれらを補いながら、レギュラー争いを頑張ってほしいと思います。
やれやれ言わない
逆に意識して止めたことは、練習や反省会を強制することです。
妻は息子がゲームやユーチューブでサッカー以外のことをしていると、「そんな時間あるならもっと練習しなさいよ!」、「誰誰は今日もスクール行ってるんだよ!」みたいに言っちゃったりするのですが、そういう時は一緒に攻撃するのではなく、「自主練も振り返りも十分やってるから、サッカー以外のことをして息抜きするのも大事だよ」と息子をフォローするようにしています。
まるで北風と太陽のようですが、そういうふうに接した方が、息子も自分から自主練をするようになったのです。
(妻は息子が僕の意見ばかり聞くようになり面白くなさそうですが、、)
まとめ
僕も以前は息子のプレーを批判して、よく息子をいじけさせていました。
半年ほど前に、一度息子がスタメン落ちした時くらいにガラッと方針を変えて、息子に寄り添ってポジティブに応援するようにしたところ、息子の意識にも大きく変化がありました。
もちろん、大きくはチームの育成と、息子本人の努力によるものですが、それらが120%発揮できるように、僕が息子の成長を妨げてしまわないようにと意識してきた結果、今のところは上手くいっているように見えたので、今回この半年の取り組みをまとめてみた次第です。
我が子が自主練しない、というお悩みをお持ちの方のご参考になれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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