僕の息子は3月生まれです。
もうあと1週間ほど生まれてくるのが遅かったら一個下の学年になっていました。
早生まれの子の保護者はきっと一度は思うんじゃないでしょうか。
「一個下の学年に混ざったらもっと活躍できるのにな~」と。
レギュラーとサブのボーダーラインで劣勢を強いられている息子を持つ僕はよく思います。
息子は3月生まれの上に、遺伝的にも小柄で4年生の夏の時点で123cmしかありません。
チームの中では1つ下の学年に混ざっても一番小さく、2年生にまざるとようやく真ん中くらいといった感じ。
僕自身、中学校に入学した時点では140cmくらいしかなく、そこから3年間で25cmくらい伸びました。
高校時代もちょろちょろ伸びて最終的には170cmになったけど、きっと息子もそれに近い成長曲線なんだろうなと。つまり小学生のうちはずっとちびっこです。
たまに、2年生のスーパーな子が2学年飛び級して4年生の試合に帯同するけど、その子よりも小さい息子。
それを見て、さすがに監督も、「一回病院でホルモンの検査してもらえば??」と。
なので一応病院行ってきたんです。
そしたら、持参した幼少期からの成長カーブだけ見て、「標準にはぎりぎり入っているから問題ないね!」とお医者様。
ほんとにぎりぎりなんですが。。。血液検査すら受けずに診察終了。
息子はとうとう医学的にもただたのチビと証明されてしまいました。。
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もし1つ下の学年だったら
もし今の息子がそのまま1つ下の学年でプレーできるとしたら、確かにしばらくの間はレギュラーを外される心配はしなくて済むかもしれません。
息子の同級生にいるスーパーな子たちほどの絶対的な存在感を出すことは、1個下に混ざっても正直厳しい気はしますが、見ていて安心なのは間違いないでしょう。
でも、もし本当にひとつ下の学年だったとしたら、息子は今と同じパフォーマンスを発揮できているのでしょうか。という疑問が残ります。
つまり、3月末に生まれてぎりぎり今の学年に入れているということは、最小限の待機時間で幼稚園に入り、小学校に入りたくさんの経験を早めに積むことがでたということになります。
もし数日生まれるのが遅く、学年が一つ下になっていたら、幼稚園に通いだすまでにほぼまるまる一年間、家でコロコロしている時間が伸びたでしょう。
身体的には1年分周りの子に対してアドバンテージができるので、色々なことに対して自信が付いたかもしれませんが、早めに外部からの刺激をたくさん受けることでの成長と、身体的な優位性から得られる自信のどちらに価値があるかはかなりケースバイケースでしょう。
特に、息子の場合は今のチームに入った2年生の時に同学年が全部で3人しかいなかったことから、1年間1つ上の3年生に帯同して活動しましたことで、サッカー選手として大きく成長することができました。
3月生まれでチビで素人なうえにそのうえ1個上の学年に混ぜられて、見ているこちらとしては非常に辛い1年間でしたが、価値ある修行の1年だったと思います。
結果論にはなりますが、もし1つ学年が下になっていたら、この経験も積めなかったんじゃないかと思います。
なので、僕の中でこの議論はほぼほぼ今の学年でよかったというところで決着がついております。
そのうちもっとうまい子がどんどん移籍してきて、1年後くらいには完全にトップチームの蚊帳の外なんてことになっているかもしれませんが、それも受け入れる覚悟でいます。
でもやっぱり、不調が続くときなどはついつい「いっこ下ならな~」という思いが芽生えては、「いやいやこれでいいんだ」と自問自答をしています。
チャンスはある
早生まれの子に全くチャンスがないかというと、実はあります。
数は少ないですが、海外の大会につながるような大会はレギュレーションが海外基準になっていることがあります。
その場合、早生まれ組は一つ下の代に混ざって試合に出られるのです!!
数は少ないですが、そういう大会での活躍も期待して、今は少しでも厳しい環境で修業してほしいなと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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